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中衛−山岳地帯


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 42 中国ロケ 中衛にて

 砂漠で撮影。

 「砂漠」と聞いて思い描くイメージは、ぎらつく太陽の下、陽炎ゆらめく砂丘をボロボロの探検服をまとった男が「み、みず・・」とうわごとを言いながらよろめき歩く、というものだ(←冒険映画の見すぎですか?)

 しかし中衛の砂漠は寒い、どれほど寒いかというと全員南極探検に行くような格好をしていてそれでも寒い、一度などは吹雪(!)に襲われていったん撮影中止、ロケバスまで戻ろうということになったはいいが、視界ゼロに近くなって一同遭難しかけたというくらい寒い。

 でもシナリオは従来の砂漠のイメージを踏襲している、ここで薄物をまとい、霧吹きの水で「汗」をかかせられ、胸元をくつろげながら「あ〜暑い、暑くて死にそうだ〜」という芝居をする役者は大変だ。

 私の仕事は火をつけたアルコールをレンズ前にかざして偽の陽炎をつくることだ。


2002年08月14日掲載

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