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8ミリフィルム、レギュラー8タイプ
「16ミリ用のフィルムに半分づつ(往復で!)撮影する」


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 51 映画を作る その1

 高校2年の時アニメーション同好会を設立してアニメーションフィルムの製作をした話を前回書いた。
 私の学校では設立1年目の同好会は正式なクラブとして認められないので我が同好会は放課後に空き教室を借りて作業を行う流浪の民だった。

 さて通常は5時までしか学校に残れない、ギリギリまでセルに色を塗っていると下校時間になっても乾いていないことがある、そういうときは退去命令が出てからもあれこれ時間稼ぎをするのだが、無理をすると今度は教室の使用願いが通らなくなりかねない、やむを得ず紙などをはさんで収納するのだが当然くっついたまま乾燥する、翌日紙をはがすと塗料も一緒にはがれる、その面積が多ければそのセルは使い物にならなくなる、苦心の作がいっぺんに何枚もダメになったりすると泣くに泣けないのであった。


 我々が高3になった時、活動2年目に入るアニメーション同好会は正式にクラブとして認可された、部室ももらえて予算もつく。
 後輩たちは毎日決まった場所で落ち着いて製作に打ち込めるようになったのだが、我々にはもう活動の場はなかった。

 中高一貫教育の進学校である我が母校は高校3年生は受験勉強に専念すべきものとされ、全ての学校行事から手を引いて「ご隠居」と呼ばれる身分になるのだ(そのためクラブも委員会活動も全て高2がトップを占めている)

 映画作りなんて旗を振っても人が集まるわけはない、しかたないので一人で映画をつくることにした(続く)


2002年10月23日掲載

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