写真
---> 拡大表示

「NAGRA」
スイス製のプロフェッショナル向けテープレコーダー
録音部といえばこれしかない


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 77 カチンコの3

 では今週は「カチンコはなんのためにあるのか?」回答編だ(そうだったのか?)

 先週お話ししたように、カメラは絵のみを撮り、録音部が音のみを取っている。
 この両者を取り持つのがカチンコだ。
 つまりカメラ前でカチンコを打つ時、画面には打ち鳴らされるカチンコの「絵」が映り、録音テープには打ち鳴らされるカチンコの「音」が入る。

「絵」は編集ラッシュというポジフィルムに焼き付けられ、「音」はシネテープという「フィルムと同じ形状をした録音テープ」にコピーされる(これをリーレコと言う)

 編集室でこの編集ラッシュとシネテープを編集機にかけ、カチンコの拍子木が閉じたコマとカチンコの音が出始めた瞬間で頭出しをして同時スタートさせれば音と映像が完全にシンクロするという仕掛けだ。

 シネテープはフィルムと同じように編集できるので、映像を切り貼りしても、シネテープ側の同じ場所、同じコマ数を切り貼りすることによってずっとシンクロ状態を保つことが出来るのだ。

 カチンコがいかに重要なものであるのかこれでご理解いただけたことと思う、逆に言えばカチンコがうまく入っていなければそれだけ編集マンが苦労するということであって、カチンコ打ちの使命は重大である。

 彼らカチンコマンがいかにカチンコに賭けているかという話を次週以降にしたいと思う。


2003年05月07日掲載

<--Back     Next-->



Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部