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* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 87 特撮者 その3

 これは特撮に限らないことだが、子供向けに作られている作品を喜んでみている大人達がいる。

 彼らがキチンとした大人の鑑賞眼でこれを見、批評すればその作品は、そのジャンルはよくなっていくはずなのだ、児童文学がそれを証明している。
 児童文学は基本的に子供のための作品であるにもかかわらず、きびしい大人の批評にさらされてもいるために、クオリティ高く、大人の鑑賞にも耐えられるものとなっている。
 つまり子供向けということと大人の鑑賞に耐えるということはべつだん矛盾するものではないわけだ。

 ところが残念ながら特撮物に関してはなかなかそうならない。
 なっていないどころか制作者側は彼ら大人達を時に「大きなお友達」と呼ぶ、これは作品本来の「小さなお友達」と同程度の視点しかもたず、しかも大きなお財布をもっていて関連グッズをいっぱい購入してくれるお友達ということだ。

 彼らは完全に取り込まれているのだ、これではジャンル全体の底上げなど望むべくもない。

 ではならば大人は何をどう見ていくべきなのか、
という話を次回以降したい。


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2003年07月23日掲載

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