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大ヒット間違いなし(と関係者が信ずる)作品は打ち上げも豪華です


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 112 全米NO.1大ヒット公開中 <第6週>

 いままでに世界で一番ヒットした映画は何か、それはジェイムズ・キャメロンの「タイタニック」だ、全米でも興収6億ドルを超える大ヒットを記録し、長くトップを守ってきたE.Tを引きずりおろしている。

<日本国内においても、タイタニックは興収260億円を数え、それまでトップだった「もののけ姫」(興収180億円)を抜いてトップに立ち、その後「千と千尋の神隠し」(興収300億円)が抜き返すまでトップを維持していた>

 真の意味での「全米ナンバー1」というのはこの数字しかない。
 しかしそれでは配給会社が困ってしまう、そこでいろいろなテクニックを駆使してナンバー1を作り出すわけだ。

 よくあるのが、「観客動員数、全米3大都市公開3日間ナンバー1」という手法だ。これだけみれば何ということもないが、隣の欄の映画が「全米7大都市公開初日ナンバー1」だったりすると、仕掛けが透けて見える。

 つまり全米3大都市と5大都市と7大都市があったとして、それぞれに初日から1週間までの7日間をくわえると21通りのナンバー1が存在可能となる。
 この数字は大きいほうが宣伝効果は高いはずなので「全米3大都市公開3日間ナンバー1」という映画は5大都市、7大都市では一度もトップに立てなかった、あるいは3大都市でも4日目にはトップを維持出来なかったのじゃないかと読めることになる。

 最近ではこれでもトップに立てなかった映画が何とかしてナンバー1を名乗ろうと苦労している姿が散見できる・・・と言う話を次回にしたい。


※編集部注:
『タイタニック』(1997年/米国/20世紀フォックス)
『E.T』(1982年/米国/ユニヴァーサル=CIC)
『もののけ姫』(1997年/二馬力・TNDG/配給:東宝)
『千と千尋の神隠し』(2001年/二馬力・TGNDDTM/配給:東宝)


2004年01月28日掲載

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