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* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 113 全米NO.1大ヒット公開中 <第7週>

 「全米ナンバー1」という言葉が宣伝効果として有効であることはすでに述べた。
 そして配給会社はいろいろな手だてを講じてその言葉を自社の映画にかぶせたがることも。

 しかし実際問題として「全米ナンバー1」(つまりは「タイタニック」)とか、「2003年度ナンバー1」というのは累積的な数字だ。
 これは2次的な販売戦略、つまりビデオ・DVD販売のうたい文句としては有効だろうが封切り中の映画の宣伝にはそぐわない。

 配給会社としては、先月アメリカで封切られた映画を今月日本で宣伝したい、今やっている映画を今宣伝したい、と思うわけなので、いきおいショートスパンな数字を出してこざるを得ないわけだ。

 それが「全米○大都市△日間ナンバー1」というおなじみの形式の大安売りになる理由である。

 ついでに言えば○の中は七か五か三であろうし、△は初日、3日、一週間しかないだろう。

 なまじ中途半端な数字を入れると、仕掛けが見え透いてしまって逆効果になりかねないからだ、するとこの形式では映画は同時に9本しか宣伝出来ないことになる、ではどうするか?
 さらに条件づけをして数を増やしていくしかない。

(続く)


※編集部注:
『タイタニック』(1997年/米国/20世紀フォックス)


2004年02月04日掲載

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