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* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 116 全米NO.1大ヒット公開中 <第10週>

 話をちょっと巻き戻す。

 ある映画を観るべきかどうか、面白そうかどうか判断する指標は何か?
 というのが今回の一連の話題だ。

 予告編はあてにならず、映画評は(それが特に公開前のものであればなおさら)信用がおけない。となればあとは公開時にどれだけ客が入ったか(入り続けているか)しかない。
 これが今回のメインテーマだ。

 それゆえ各配給会社は全米ナンバー1、歴代ナンバー1と言うフレーズを使いたがる、という話だったのだが、実はまったく別な視点というものも存在する。

 金券ショップだ。

 商品券、切符、切手、印紙、各種の金券を扱う金券ショップは安い映画鑑賞券をも扱い、お金のない映画ファンの味方でもある。

 ここでは金券として絶対的な価値のある印紙や切手などは額面の95%で買い入れ、98%で売るという薄利な商売をしている、しかし映画鑑賞券はそうはいかない。

 映画鑑賞券には印紙などにはない上映期間という時間制限があるからだ。
 それゆえ当然利益率は多く取るわけだが、それでもたとえば10%の利益を見込んだ切符が1枚売れ残れば、それまでの9枚分の利益が吹っとぶことになる、これはかなりのリスクと言ってよい。

 いきおい金券ショップ映画の値踏みはシビアなものになる、ヘタな映画評論家や、新聞・雑誌の映画評など足下にも及ばない、冷徹な評価が下されるのだ。

 たとえば・・という話を次回にしよう。 


2004年02月25日掲載

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