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* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 118 全米NO.1大ヒット公開中 <第12週>

 金券ショップの映画鑑賞券の値段は市場経済下におけるリアルな映画の価値(=人気)である、と前回述べた。

 そもそも、数百億かけたハリウッドの超大作と数億しか投入していない邦画の入場料が同じ値段であるほうがおかしいと思うのだが、きっと現場のスタッフなどにはわからない大人の事情があるのだろう。

 しかし金券ショップにはそんな事情はない。
 売れる、となればあまり割引感のない値段で切符は売買されるし、売れないと見なされれば買い取ってももらえない。
 売られている切符も上映期間の終わりが近づくと値が下がる、最後が叩き売りになってしまうあたりは、スーパーマーケットの生鮮食料品と大差ない。

 金券ショップに立ち寄った際にはそんなことをも頭において映画鑑賞券のコーナーを覗いてみるのと面白いと思うのだがさて、実際にはどのくらいの値の開きが出るものだろうか?
 上にはもちろん限りがある、窓口料金より上にならないのは当然として、たとえばいくら人気があっても前売り券は額面より高くはならない(たとえ前売り券の販売が終了していてもだ)
 映画館の並びにあるような良い立地であればともかく、一歩入った通りの雑居ビルの一室に足を運ばせるならそれなりの値付け(割安感)は必要ということだろう。

 しかしもちろん下には限りがない。

 私がかつて見た最安値の映画鑑賞券は一枚100円だった。

(続く)


2004年03月10日掲載

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