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現場の風景
スタジオ上部・・と、取材に訪れた河野朝子さん


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 151 続編の逆襲

 1作目がヒットすれば2作目が作られるのは、これは誰にも押しとどめられない流れである。
 1作目がそのつもりで作ってあるかどうかなどおかまいなしだ。

 うっかり主人公を殺してしまったので、続編ではいきなり双子の弟が登場する・・というのは『男たちの挽歌II』(1987年/香港)だ。
 これなどは「お気に入りのあのスターがお気に入りのあの役で、衣装でまた出てくる」がウリの映画の典型だろう。

 1作目では恋人同士で作ってみたが、思い返して彼らは兄妹だったことにしてみたり、宿敵が実は父親であったことにしてみたり・・というのが何のことだかここでは言わないがそれも同様だ。

 しかし「あ、続編だ!」とばかり何にでも飛びつくのはやめたほうがいい。
 前に述べたが『サスペリア2』(1975年/伊)のように、その監督の前作が名前を変えて続編のフリをして公開されることもあるのだ(この作品、ホントの名前は『PROFONDO ROSSO』)

 この場合は少なくとも監督が同じなわけだが(埋もれていた名作が日の目を見たわけでめでたいが)監督もキャストも、つまりは似ても似つかぬ別な作品が配給会社の陰謀によって続編と銘うち公開されることも稀ではない。

 しかし、1,800円なりをいただいて不満が出ない出来の映画というのはそう多くはない、あまりあこぎに観客を騙して信用を失うわけにもいくまいという最低限の自主規制も働くのだろう。その場合でもそうムチャな作品が公開されることは(めったに)ない(たまにはある)

 無政府状態なのはレンタルである、という話を次回にしよう。


2004年11月17日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部