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人を空中に浮かせる撮影台(通称「寝せ台」)
・・になぜか乗ってご機嫌の倉持カメラマン


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 153 続編 あたらなる旅立ち

 レンタルビデオ屋に行くと有名ヒット作の隣にはそれとよく似た名前の作品が並んでいる・・と前回書いた。

 誰かが間違って借りていくのを狙っているとしか考えられないのだが、本来の作品と取り違えるということはあるまい(なにしろ「本家」は隣に並んでいるのだ)、おそらくは続編と誤認されるのを狙っているのではないかと思われる、これがコバンザメだ。

 ではこれらコバンザメは絶対つまらないのだろうか?
 何かの間違いで面白いということはないのだろうか?
 その可能性は限りなく低いとしかいいようはない。

 ある作品がヒットしたとして、ビデオ化されるまでに半年? もっと早い場合もある。
 コバンザメがたちまち隣に現れるところを見るとそれらはヒットを横目に新たに作られた作品ではない。
 販売会社に在庫としてあった作品のうちからそれらしいものを選んで名を付けて出荷したと思うのが妥当である。

 ではなぜそれは在庫として眠っていたのであろうか?
 原題のまま出したのでは売れないと見込まれたからに他ならない。
 なぜ売れないのか?
 多くの場合は「つまらないから」だろう。

 監督が新人だとか、有名役者が出ていないということで発売を見合わせていた作品がないとは言わない、多くの石の中には玉が混じっているのかもしれない、しかしビデオのパッケージだけで作品のよしあしを見抜ける特殊能力の持ち主でないなら手を出さないほうが無難だ。

 ならばどうやってコバンザメを見分けたらいいのだろうか? という話を次回にしたい。


2004年12月01日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部