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* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 154 レジェンド・オブ・続編インフェルノ

 レンタルビデオ屋の棚に並んでいる名作、隣に並んでいる続編と間違って、あるいは物好きが? 借りていくのを待っているコバンザメ。
 これらコバンザメを容易に見分ける方法はあるだろうか?

 もちろんいちいちパッケージを抜き出し、監督、キャスト、ストーリーを見くらべるのが順当である。監督、キャストが変わっているような作品でも正しく続編であるならば、前作との関わりが書いてあるのが普通だからだ。

 とはいえ、レンタル店の棚には多くの作品が並んでいる、いちいちパッケージを抜き出しとっくりかえしひっくりかえしする前に検討除外できるものがあるならそのほうが早い。
 棚に並んでいる状態でわかるもの、それはタイトルだけだ。ではタイトルから何がわかるだろうか?

 続〜と書いてあるものが続編である可能性は高い、Part2とあるものもそうだ、しかし2と付くものが続編である可能性はけっこう低い。
 2000とか2001と付くものは危険が高く正当な続編である可能性は低い(ただしリメイク物である可能性はある)
 レジェンド・オブ・〜 あるいは〜インフェルノというのは非常に危険でありほとんどの場合正しい続編ではない。
 さてインフェルノという単語はホラーっぽい。ホラーに限っての話じゃないの? と思われるかもしれない、私はホラーなんて観ないもんねと、しかしそうではない。
 〜インフェルノという名前はアクション映画、サスペンス映画、パニック映画なんにでも存在するのだ。

 「レジェンド物とインフェルノ物(と呼んでいるのは私だけではない)には気を付けろ」
 これが仁義なきレンタルビデオ屋の鉄則である、と記して続編談義のしめくくりとしよう。



※「インフェルノ」はインフェルノ物ではない(あたりまえ)それは本家ダリオ・アルジェントの作品だ。
 また「タワーリング・インフェルノ」もインフェルノ物ではない。
 ビル火災を描いた「ザ・タワー」という小説の映画化権を握っていたワーナー・ブラザースと「グラス・インフェルノ」という小説の映画化権を持っていた20世紀FOXが共同制作したためこのようなタイトルになったものだ。
 2大メジャーが合作したこの作品はオールスターキャストの超大作であり(まあ、そうなるだろう)しかもそういった作品がおちいりがちな大味な部分のない傑作である。


2004年12月08日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部