写真
---> 拡大表示

「映画公開時のタイトルをあててください」というカルトクイズに使えそうな原作達。
(左上から)
スターシップ・トゥルーパーズ
へルハウス
ボーン・アイデンティティー
トータル・リコール
フィールド・オブ・ドリームス
東京湾炎上
ブレードランナー
幸福(監督:市川崑!)


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 173 Original【原作】part5

 映画を観たあと「これは原作も読みたい」となり。
「あ〜〜先に読んでおけばよかった〜」と思いたくないので、私はたいていの原作付きの映画は先にそれを読む。

 しかして「ハウルの動く城」に関しては「魔法使いハウルと火の悪魔」という原作があるのを承知でこれを読まなかった。
 ひとつには私はおとぎ話系の小説が好きでないこと、そして何よりどんな原作が付いていようと宮崎駿が作るからにはそれは「宮崎アニメ」というものになってしまっており、原作とはまったく別ものだろうと思ったからだ。

 つまり「未来少年コナン」と「残された人々」のように。
 あるいは「ブレードランナー」と「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」のように。
 あるいは「トータルリコール」と「追憶売ります」のように。
 あるいは「アイ、ロボット」と「我はロボット」のように。
 あるいはデ・パルマの「キャリー」とスティーブン・キングの「キャリー」のように。
 あるいは押井守の「攻殻機動隊」と士郎正宗の「攻殻機動隊」のように。

「バーチャル・ウォーズ」はあまりに小説と違うので、スティーブン・キングがタイトルから原作のクレジットをはずすよう訴訟を起こした映画*だ(ともかく、まったく、全然、毛ほども似ているところのないお話なのだ)
 上記の6作はそこまでではない・・が、似ているところを探すのに少し苦労するかもしれない。

 つまるところ、ここまで違っていればもはや「イメージのバッティング」もなく、どっちが先もあったものではないわけだ。

 邦画、ハリウッドを問わず、ここまで原作を換骨奪胎するなら最初からオリジナルでやりゃいいじゃない? と思う映画は多い・・きっと大人の事情があるのだろうが・・でも上記の監督なんてみんな巨匠なんだし・・

 などと余計な話をして全然「ハウル」の話をしてない・・でも長くなってしまったので続きは次回<part6>。




*編集部注
訴訟前までクレジットされていた原作名は、スティーブン・キングの「芝刈り機の男」。スティーブン・キング側が勝訴したため、このクレジットが外されることになった。


2005年05月06日掲載

<--Back     Next-->



Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部