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夜景の特撮セットの遠景用ミニチュアビル(このくらいいい加減なほうがらしく見えるのです)


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 181 コミュニケーション その3・共通の言葉

 イメージ(心象・概念)というものを他人に伝えるのはむずかしい。
 頭の中に見えているからといって、それを言語化できるとは限らない・・というよりむしろそれが出来れば苦労はない。
 それを何かの言葉に押し込めれば、すくい損ねてこぼれ落ちてしまうものが出るだろう。
 同じ言葉でもそこにどんなイメージが投影されているかは十人十色、人がどんな絵を思い浮かべているか他人にはうかがいしれない。

 だからコミュニケーションをとるうえで重要なのは、よく言われる「共通の言葉」を持つことだろう。
 これはそれが何を指しているか共通の認識がある言葉(のセット)ということだ。
 おそらく・・・門外漢なのでホントのところはわからないが・・・音楽家の間でも料理人の間でもそういった間違いない言葉、表現というものがあるのだと思う。

 そして映画屋における共通の言語というのは他でもなくかつての映画そのものだ、あの映画のあのカット、と言えばこれは間違いがない。

 あらたな地平を目指さなくていいのか、既存のイメージによりかかっていいのか? という声がどこからか聞こえてきそうだが、日の下に新しきものなし・・じゃなく、あくまで議論の叩き台として、間違いのないものから始めることは重要なのだ(と言っておこう、この話続く)


2005年07月06日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部