* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number


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ナイターに高所作業車は必須です(バケットには照明部の下っ端が乗っています、なぜ下っ端かというと一端あがったらずっと、ヘタをすると一晩、降りてこられないからです)








Roll 186 華麗にいこうぜ その2

 TVを見ていたらパソコンソフトのCMでこういうものがあった。
 取引先で商談していた営業マンが条件のきびしい取引を持ちかけられるのだが、その場から通信機能のあるパソコンで本社に接続、各部署との連絡を取り、社長の決裁を得て即座に商談を成立させるというものだ。
 また、商談中、相手がちょっと席を立ったすきに携帯電話で会社と連絡を取ると、会社の各部署にそれぞれ携帯で連絡が回ってゆき、必要な品物の調達、輸送の手配までついて、相手が席に戻った時には納品の報告が出来るという携帯のCMもあった。

 見ていて思うのはこれがビジネスマンのひとつの夢なのだろうなということだ。
 つまり取引先に無理難題をつきつけられるが鮮やかに解決してみせる自分。

 私はビジネスマンではないし営業の経験もないのだが、専門の知識・技能を要求され、それにみごとに応えるというのが最高の気分であろうことは容易に想像がつく、それは操演部だって同じことだ。

 活躍するのが社内でなく、CMのように対外的な場面であったほうがより鮮やかというのもきっと同じだ。
 前回言ったように、撮影全期間中ずっとつきあってきたスタッフの前で披露するより、1カットのためにだけ呼ばれるほうが専門家としてはよりシビアであり、シビアであるだけにそれをクリアしてみせた時が誇らしいと言うことだ。

 他のパートでは映画制作中1カットだけ呼ばれるということはまずない、だからこういう気分ってのは操演部に特有なものなのかな? と思っていたのだがそうではないらしい、という話は次回につづく。


2005年08月17日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部