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人の心の中にだけあり、映画の中でだけ見ることが出来る「夢の夜景」


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 198 Remake 1 −再映画化−

 かつて公開されたTV・映画などが新規に(別な映画として)制作されることがある。この「映画化」には3つのパターンがあると思う。

 昔のヒット映画をキャスト・監督を新たにして作ることを「再映画化−リメイク」と言う(年齢的にいって、同じ役者が同じ役を演ずることは不可能である場合が多い)
 有名なところでは(というか有名でないとリメイクはしない、する意味がない)「恐怖の岬」「サイコ」「キングコング」*といったところだ(「キングコング」はピーター・ロードオブザリング・ジャクソンが再々映画化している)

 その時放送中のTV番組が映画化される場合もある(「踊る大捜査線」とか「名探偵コナン」とかかな)TVとひと味違う豪華版をお見せしますよ、というファンサービスの意味あいがあり、TVと違って興行収入が入り、動員数もある程度計算できるので作る側にとってもおいしい商売となる。
 この場合はTVの特別版という位置づけなのでキャスト・監督は普通変わらない。
 これには特段の名前はついていないが、あえて言えば「劇場で待ってるよ」とでも言おうか。

 2者の合体形としてかつてTVで放送していた作品がけっこうな時間をおいて映画化されるケースがある。リメイクと同じでキャスト・監督は違うことが多い。これにも名前はないが仮に「ついに映画化」と呼ぶことにしよう。

 かつてはこの「ついに映画化」は原作の持ち味を生かした作品と決まっていた。まあ、過去の作品の人気にあやかって作るのだから当然といえる。
 「スーパーマン」がその代表だろう。

 ところがしかし近年そうではない映画が台頭してきた、という話を来週にしてみたい。


※編集部注 『恐怖の岬』(1962年/アメリカ)
 リメイク作品は、「ケープ・フィアー」(1991年/アメリカ)
『サイコ』(1960年/アメリカ)
 同タイトルで、1998年にリメイク。
『キングコング』(1933年・1976年/アメリカ)
 ピーター・ジャクソン版は、2005年12月に公開予定。


2005年11月16日掲載

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