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ロケ先でグリーンバック撮影、通称「現場グリーン」
太陽光がメインライトなので、グリーンバックの光量の調節が大変です


* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number 




Roll 203 メイキング その2

 特典映像は旧作をあらためて売り込む決め手であると述べた、そしてメイキングは特典映像の目玉であると。しかし特典映像商法(?)が盛んになったのは最近であり、メイキング班が本編より先に動き出すなどというのはここ数年の出来事だ。

 これが何を意味するかというと、特典映像という付加価値を付けて売り出したい旧作には付けるべきメイキング映像がない、ということなのだ。

 ではどうするか、というと手は2つある、一つは散逸した資料を集め直すことだ。
 ある程度昔のことになるとビデオが普及していなかったのでムービーを探し出すのは困難だがスチール写真はある。
 ちゃんとしたデザイナーやカメラマンは資料として現場写真を撮って整理してあるものだし、そもそも映画屋はカメラが趣味という人が多いのでバレ写真(スクリーンで見えてはいけないものが映っている)や、スタッフ・役者の日常写真はどこかにある筈なのだ。

 私も過去に仕事をしたプロダクションから「××の時に現場で撮った写真があったら貸して欲しい」という連絡を受けたことが何度かある。

 これはちゃんと集めれば、資料としても貴重なものになるだろう。個人がバラバラに所有しているより系統的に集め、整理したもののほうがむしろ価値がある。

 とはいえそれは地味である。せっかくのムービーでスチル写真を見せても華やかさに欠ける、そこで次なる作戦が・・という話を次回にしよう。


2005年12月21日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部