* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number


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あなたは〜
このDVDが〜
買いたくな〜る









Roll 204 メイキング その3

 ロクなメイキング用の材料がない昔の映画、しかしDVD化にあたってメイキング映像のひとつも付けなくてはカッコが付かない。
スチール写真などでは華がないと来たらどうするか?

 「関係者インタビュー」である。

 作品名は具体的にあげないがスピルバーグの昔の映画がDVD化され50分のメイキングが付くと聞いて「それは欲しいかも」と思ったことがあった。
 一映画ファンとして、スピルバーグ崇拝者として、そして映画関係者としてあの映画の裏が見てみたい、と。

 しかしよ〜く考えてみたらハリウッドだろうが邦画であろうが、映画を2次販売して稼ごうとは思っていなかった時代、もちろんDVDなんて影も形もない頃の映画だ、そんな時代にロクなメイキングが残っているわけもない。

 買うのは手控え人から借りてみたところが案の定というべきで、メイキングと称するものは俳優を始めとした当時の関係者のインタビュー集だった。

 インタビューも制作当時のものなら悪くない、たずさわった人びとの生な息吹が感じられるからだ、それはいかにプロモーションを意識したものであろうと、表面を取り繕ろうと、言葉から表情から伝わるなにかはある。
 しかし何年も、時には何十年もの月日が流れさった後で改めて話を聞いたところで面白いものになるものではない。

 私が唯一感銘を受けたのがスピルバーグ本人のインタビューだった、それがどんなものかを次週に。


2005年12月27日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部