* 週刊フォトエッセイ*

「今日もカメラは回る」

  文・写真/根岸泉 --->Back Number


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「吊りベルト」はそこらで売っているものではなく、また作ってもらっても隔靴掻痒な(かゆいところに手が届かない)ものになります、結局自作するしかない。
(写真は自分で設計したベルトを自ら試着してみている操演部O君)









Roll 234 マッドマックス −その4 お願い−

 唐突ではあるが、この場をお借りして私から読者の皆様にお願いがある。

 『お手元に映画「マッドマックス」を録画したテープはないだろうか?
もしあったら、メル・ギブソン演じるマックスが「ショットガンの銃身を切っているカット」があるかどうか確認していただけないだろうか』

 もしそのカットの存在するビデオをお持ちの方がいたら、私の個人サイトの通信フォームで是非ご連絡いただきたい。これからその理由を述べるがそれは貴重な資料なのだ。


 さてなぜ今回「噛み合わない映画談義」の話を始めたのか、そしてなぜこのようなお願いをしているのかと言うと、これがかなり個人的な理由による。

 実は操演部チーフ(私の部下だ)O君と照明チーフI君(ROLL 75に写真が)の2人がこの「ショットガンの銃身を切っているカットがあったかどうか」で長年論争を続けているのだ。

 実につまらんと言われそうだが、これは実に微妙な問題なのである。

 まず私自身の記憶で言うと、あったと言われればそういう気もするし、それどころか若きメル・ギブソンが憑かれた目をして万力で固定したショットガンの改造している絵を思い出せそうな気もする。

 しかしI君に「そんなカットがあってもおかしくない映画だからそう思えるだけです、そんなカット無かったですよ」と言われれば、たちまちそんな気もしてくる。

 ちなみに今見ることの出来るビデオとDVDは市販版/レンタル版共にそんなカットはない。

 そしてそのくだりを見てみると。

 1>警官としての一線を踏み越えたマックスが自宅の武器箱を開ける。
 ↓
 2>決然として警察署の駐車場を奥へ向かって歩いていくマックス。
 ↓
  (画面オーバーラップして)
 3>爆音を上げて走ってくるマックスのモンスターカー。

 というカットつなぎになっている。入るとすれば1と2の間ということだが、今の編集は間然するところなく、余計なカットの入る余地はないように見える。

 じゃああったと言うO君の間違い?
 そうとも言い切れないところがやっかいなのだ、という話を次回に。





「マッドマックス」(製作:1979年/オーストラリア)


2006年08月16日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部