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photo:(C) Ninagawa Mika


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.14 §ニナミカいよいよデジタル化?§

(ニナガワ商店の暗室から、アシスタントのトミコさんが登場)

●トミコさん:ニナガワさん、プリントの調子ですけど、こんな感じでどうでしょう。

●MIKA:(プリントをチェックして)う〜ん、ここの背景のとこ、もうちょっとピンク濃くして。

●トミコさん:はあい。

─── 師匠が自家カラープリントのひとだから、アシスタントのみなさんは大変だで。ところで、しつこいようですが、ホントに使わないんですか。デジカメ。

●MIKA:頑固なようですけど、いまんとこ予定はないです。

─── 実花さんには合うと思うけどなあ。今みたいなプリントの微妙な調子だって、レタッチでばっちりだでよ。

●MIKA:そうかもしんないけどお。

─── 背景のピンク濃くするんだって、お姉ちゃんの得意な手ブレだってボケだって一発だで(まさかそれは無理だろう)。

●MIKA:ううん、そういわれても。

─── オラわかってるだよ、姉ちゃん。「後でなんでもできると思うと、撮影に集中できない」って。

●MIKA:そうそう。偉いでしょ。

─── んだ。オラもその心意気は偉いと思うんだけどもよ。シノヤマキシンさんだって、わざわざ名前変えて本格的にデジタル化してるだ。

●MIKA:でもでもでも、カメラにパソコンにスキャナーとかぜんぶ揃えると、けっこうお金かかるでしょ。

─── いや、その昔に実花さんがやってた頃にくらべるとずっと安くなってますよ。あれこれとソレを揃えて、ええっと。

●MIKA:いきなりソロバンはじかないでください。とにかく、あたしはしばらくデジタル化しないの。

─── 僕も実花さんには死ぬまで銀塩の道を貫いて欲しいと思ってますけど。って、この会話はもお何度もしてますよね。

●MIKA:さいきんは会うたびにしてるみたい。で、中山さんは使ってるんですか、デジカメ。

─── えっ。いやその、まあ、ぼちぼちでんな。

●MIKA:相変わらず大昔の変なカメラばっかし使ってるんでしょう。

─── 失礼な。僕のは名機ばっかしですよ。ソ連が崩壊する前の、ですけど。

●MIKA:……。


2002年02月27日掲載

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