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(C) Ninagawa Mika


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.15 §またしてもニナガワ商店から§

(夕方、ニナガワ商店の扉を開ける男)

─── ちーっす。

●アシスタントのトミコさん:(あわててゴミを片付けながら)すいません、ちょっと待ってください。

─── うわ、ちらかってますね。夜逃げの準備ですか。

●トミコさん:いえ、ニナガワがちょっとここで撮影してたので。

─── (散乱するゴミを避けながら)玄関で撮影ですか。風流ですね。

●MIKA:どおも、いらっしゃい。

─── いやいやおひさしぶりのBSドーモ君。

●MIKA:?? あいかわらず意味不明。それにすっかりロン毛になっちゃって。

─── あ〜ちょっと髪切るヒマが無くて。むさ苦しくてスミマセンです。(勝手に椅子に腰掛けて)さあてと。今日はなに食べましょう。

●MIKA:あはははは。やっぱし晩ごはんの相談から入る。

─── さいきんはマネージャーさんも気を遣ってくださって、僕の取材は必ずこの時間帯に入れてくれるんで(実話である)。トミコさんが玄関かたずけ終わったら、三人で食べまくりましょう。

●MIKA:あ、あとふたりいるの。

(奥からアシスタントのふたりが顔を出す)

●室伏さん:ご苦労さまです。

●サクラちゃん:おひさしぶりですう。

─── おっと、9カ月ぶりに登場のサクラちゃん。相変わらず人形みたいですね。

●サクラちゃん:サクはお人形さんですかあ。

─── いや、前回登場の時とくらべると、だいぶ人間に近くなったような……。さて、晩ご飯はカレーに決定ですか。

●MIKA:うん。おいしいのよ、ここのカレー。

●室伏さん:そうそう。インド人のひとが持ってきてくれますよ。

●サクラちゃん:サクもいただいていいんですかあ。

─── どーぞ君です。

(この間、トミコさんは無言で玄関の掃除)

─── それじゃあ、カレーが届くまで仕事しましょうか。

●MIKA:中山さん、いつもごはん食べに来てるみたい。

─── これ、読者の前でなんてこというんですか。

●MIKA:だってこのコーナー、あたしのお仕事の話より食事の話の方が多いもん。

●サクラちゃん:そおなんですかあ。

─── ……。写真の話もたまにはしてますけど。そおだ、お人形さんといえば。(と、ピンクの紙袋を取り出す)はい、遅くなりましたけど事務所の開店祝いです。

●MIKA:なあにこれ。(と、袋のなかをのぞいて)いや〜ん、可愛い。

─── さて。果たして袋のなかになにが入っていたのか、答えはまた来週。

●サクラちゃん:ほんとに引っ張るんですね、このコーナー。


2002年03月06日掲載

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