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(C) Ninagawa Mika


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.15 §美大出をナメたらいかん§

─── 今週も実花さんの事務所からお送りします。

●MIKA:ふわあ。あたし、お腹いっぱいで眠くなってきた。

─── 寝ないでください。アシスタントのみんなは働いてますよ。

●MIKA:ぢゃあお絵かきでもしようっと(と、コピー用紙に落書きを始める)。

─── (実花さんの絵を見て)あのお、いったいなんすか、それ。

●MIKA:みればわかるでしょ、ドラえもんだよ。

─── ううむ。僕はまたオーストラリアで発見された新種の有袋類かと思った。

●MIKA:なにそれ。ほら、誰がみてもドラえもんじゃん。

─── この連載をはじめてこの質問は何度目か覚えていないんですけど、実花さんって美大出ですよね。

●MIKA:うん。

─── デッサンとか習わなかったんですか。

●MIKA:お受験のときからずっと習ってたけど。

─── 美大のお受験って、こういう絵で通っちゃうんだ。

●MIKA:そおそお。

─── 芸大受験コースとかは受けませんでした?

●MIKA:あれはねえ。お作法があって、もお決められたスタイルの絵しか描いちゃいけないのよね。

─── そおなんだ。

●MIKA:で、才能がある子供が型にハメられてどんどん駄目になっていくの。

─── いいんですか、そんなこといって。

●MIKA:だってホントだもん。

─── 型にハマらない絵を描き続けると、ある日ドラえもんがそういうふうに見えると。

●MIKA:うん。はい、出来上がり。

─── 『MIKAの部屋』にアップしときますんで、その絵ください。

●MIKA:いいよん。新しいサインもつけときますね。

─── サイン変えたんですか。

●MIKA:いま考え中なんだけどお。

─── では読者の皆さん、今週の画像は蜷川画伯の近作です。今ならあなたの家紋入りでお届けできますので、欲しい方はお電話を……。


2002年05月22日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部