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photo:(C) Ninagawa Mika


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.16 §戦車とニコパチは困りもの§

─── ニナミカの「こおすれば誰でも写真家になれる」教室のはじまりです。

●MIKA:そのタイトルってあんましぢゃないですか。

─── そおですか。最初は「サルでもなれる写真家教室」にしようと思ったんですけど、それぢゃあアレかなって。

●MIKA:……。

─── で、先週は公募展の話をうかがいました。 公募展に入選したとして、次のステップは。

●MIKA:アタシの場合は作品を出版社に持ち込んでました。

─── 雑誌の編集部ですか。

●MIKA:うん。もお片っ端から電話して。

─── なんのコネもないひとでも、見てもらえます?

●MIKA:けっこう見てもらえますよ。

─── 新人発掘もたいせつな仕事ですからね。それでも仕事になるまで、けっこう時間がかかりますよね。

●MIKA:それは戦略次第ですね。個性のない作品を持ち込んでも駄目だし、媒体の方向性とあんまり離れた写真でも仕事になりませんから。

─── ああなるほど。「戦車マガジン」の編集部に女の子の写真を持ち込んでも……。

●MIKA:特殊な例でハナシの腰を折らないでください。

─── ぢゃあ「愛犬の友」とか。「ゴルフダイジェスト」とか。

●MIKA:(無視して)やっぱり自分の写真で仕事したいなら、さいしょから社会を動かしているビジネスと接点を持った方が良いと思うのね。

─── 趣味の写真なら写真専門誌に投稿するのが良いかもですが、まあ実花さんみたいな写真をフォトコンに出されると審査員の方々も困るでしょうね。

●MIKA:そおよねえ。

─── 掟破りの審査員泣かせ。

●MIKA:良い子の皆さんはやらないようにね。

─── でも、写真専門誌に載っかってる作例って凄くないですか。こないだもデジカメ一眼レフの作例で、わざわざモデル使っておんなじ表情で、ニコパチ日の丸写真の嵐みたいな……。
(と、例によってアブナイ話が繰り広げられようとしたその時、アシスタントの室伏さんが登場)

●室伏:こんちゃ〜す。

─── あれ? どうやって乗ったんですか、この船に。

●MIKA:バレバレの屋形船ごっこはもお止めて、そろそろごはん食べに行こうよ。


2002年10月30日掲載

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