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窓から庭園が見えるニナガワ事務所にて。
※写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.17 §いわゆるひとつの高感度フィルム問題(2)§

─── 空港のトラブルメーカー、実花さんのお話が続きます。

●MIKA:誰がトラブルメーカーやねん。

─── いえ、フィルムのハンドチェックでモメてないかなあ、って思って。

●MIKA:うん。最後にはなりますね、ほとんどケンカ。

─── やっぱし。こっちが怒らないと係員も楽しようとしますからね。殴ったりしてます?

●MIKA:してません。

─── ほんとうかなあ。喧嘩は英語で?

●MIKA:だんだん熱くなってくると最後は日本語です。何カアッタラ誰ガ責任トッテクレンノヨ、みたいな。

─── ははあ。だいたいオッケーですか、日本語で怒ると。

●MIKA:うん。たいていはね。でも一度だけあったかな、どおしても駄目だったこと。

─── どこの空港ですか、アメリカ?

●MIKA:ううん、ハワイでした。

─── ハワイはアメリカです。

●MIKA:そおだっけか。そのときは女性の係官でね。だいたい男性だとオッケーなんだけど。

─── 女性同士の方がこじれる。

●MIKA:相手も意固地になっちゃうみたいですね。でもあたしの場合、(自分が)女だってことで得してると思うな。

─── どんなところで?

●MIKA:写真家だと思われないから。

─── それってオトクなんですか。

●MIKA:アメリカだとね。ほら、フィルムたくさん持ち込むと。

─── ああ、例のグリーンカード問題ですね。

●MIKA:そおそお。

─── 海外は厳しいですからね、労働問題。サッカーの三都主みたいな。

●MIKA:なあにそれ。

─── いえ。でも、ワーキングビザ取るのって大変ですよね。

●MIKA:あ、思い出した。もういっこ空港で没収されたことある。

─── フィルムですか。

●MIKA:そおじゃなくてね。(この続きはまた来週。進行が遅くてスミマセン)


2002年11月13日掲載

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