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(C) MIka Ninagawa


* 週刊フォトエッセイ*

MIKAの部屋2

  文・写真/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




Vol.18 §新春敗者復活戦§

─── 読者の皆様、あけましておめでとうございます。

●MIKA:今年も『MIKAの部屋』をよろしくお願いしますね。

─── このご挨拶、今年で何年目でしょうか。

●MIKA:ずいぶん長くやってる気がしますねえ。

─── そおですね。さて、新春のネタなんですが、こんなのを用意しました。よっこらしょ。
(と、テーブルの上に円筒形の物体を載せる)

●MIKA:なあにこれ。もしかしてレンズ?

─── あたりです(革ケースの中身を出す)。ほら、中判カメラ用の魚眼レンズ。

●MIKA:すっごぉい。どおしたんですか。

─── いえ、去年の年末は実花さんのハードパンチをくらってロープダウン状態だったんで。

●MIKA:タオル投げ入れる代わりに、このレンズをあたしにくれるのね。嬉しい。

─── あげません。レア物なんですよ、これ。実花さんのカメラにも付けられます。

●MIKA:え〜だってこんなレンズ、カタログに載ってなかったよ。

─── ちょっと反則なんですけどね。このアダプターをマウントにくっつけると、ほら。
(と、実花さん愛用のカメラに魚眼レンズを付ける)

●MIKA:ふうん。ほんとうに付いちゃうんですね。(カメラを持ち上げて)うわ。重いよこれ。

─── まあこの状態だと、2キロ超えてるかもですね。

●MIKA:(ファインダーを覗いて)あははははは。面白いよこれ。ぐにゃぐにゃしてる。

─── そりゃあ魚眼ですから。魚がほんとうにこういう風景を観てるかどうかはギモンなんですけどね。あと、けっこう(被写体に)寄れるんですよ。

●MIKA:ほんとおだ。いいなあ、欲しいなあ。

─── (久し振りに優位に立って)いいでしょう。欲しいでしょう。

●MIKA:ジマンしてないで、気前よくちょうだいよ。

─── 今度貸したげます。出来れば6×6で使うとイイんですけどね、正方形だと魚眼の歪みが均等に使えるから。

●MIKA:そおなんだ。ところで中山さん、このレンズ何に使うんですか。

─── えっ。そりゃあホラ、アレですよ。写真を撮るために決まってるでしょう。

●MIKA:何の写真。

─── ……実はまだ考えてません。

●MIKA:やっぱあたしにちょうだいよ。


2003年01月08日掲載

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