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パルコミュージアム1周年記念
蜷川実花写真展「Liquid Dreams」会場にて。
※撮影:河野朝子+FinePix F700


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§実花さんがオーストリアに呼ばれた話(3)§(JAN.2004 #02)

─── 今週も世界征服友の会の本拠地、ニナガワ事務所からお送りしています。

●MIKA:パスタの夕食もそろそろおしまいね。

─── あれ、まだだいぶ残ってますよ。もう食べないんですか。

●MIKA:あたしもうおなかいっぱい。

●サトミさん&ウエハラさん:ごちそうさまでした(と言って仕事に戻る)。

─── みんな働き者だなあ。ぢゃあ頑張って僕が食べよう。

●MIKA:無理しなくてもいいのに。

─── 「食べ物を残すとバチが当たる」と、親や教師に脅迫された世代ですから(と、残りのパスタをほおばる)。もぐもぐ。で、オーストリアでなにしてたんですか、合同展のあいだ。

●MIKA:なんかいろいろ。インタビュー受けたりとか。

─── 現地のメディアの?

●MIKA:ううん、たしかドイツのメディアだったと思う。

─── インタビュアーの雰囲気って、日本と違うでしょう。

●MIKA:そうそう、ぜんぜん違っててびっくり。でも面白かった。

─── どんな感じでした?

●MIKA:日本だと「最初はご機嫌うかがい」みたいな話から入りますよね。でもあっちは、もお最初っからテンションを上げようとするのね。けっこう訊きにくい話とかで。

─── いきなり直球勝負ですね。

●MIKA:うん。「ここ(会場)は現代美術館だけど、あなたの写真は現代美術のカテゴリーに入ると思うか」とか「あなたの写真は“女の子写真”と言われてるけど、どう思うか」って。

─── やる気まんまんだなあ。なんて答えたんですか。

●MIKA:「あたしの歳でまだ女の子って呼ばれるんなら、ラッキーだと思うよ」って。

─── わははは。実花さんに座布団いちまい。

●MIKA:ほかにもいろいろ言われたよ。「あなたは自分の写真を世代に委ねているように見える」「写真と戯れているように感じる」みたいな感じで。

─── そりゃあ、そうとう気に入られましたね。

●MIKA:そうみたいね。最初はあたしの写真が気に入らないのかと思ったけど、そういうわけじゃないらしくって。

─── 興味があるアーティストでも滅多に褒めませんからね、あちらのジャーナリズムは。でも興味がない場合は無視する。日本人は議論下手ですから、「あうんの呼吸」とか「予定調和」になっちゃう。

●MIKA:ふうん。中山さんもそうですか。

─── 僕の場合は、ただたんに気が弱いだけです。

●MIKA:駄目じゃん。

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2004年01月14日掲載

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