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※撮影:中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§ショートムーヴィーを振り返って(1)§(MAR.2004 #01)

─── 話は変わりますけど。「チープトリップ」の評判はどうでした。

●MIKA:反応ですか? わりと良かったですよ。

─── そおなんだ。

●MIKA:意外だった? まああたしのところには、良い話しか入ってこないのかもね。

─── 実花さんらしいなあ、そういう冷めた発言。で、僕はストーリーがよくわかんなかった。

●MIKA:そうね、そういうひとも多かったみたい。わかんないと駄目ですか?

─── いえ、そうじゃないです。褒め言葉なんですよ。

●MIKA:そおかなあ。

─── だって分かりやすくつくるのって簡単じゃないですか(←暴言)。僕はわかりにくい話の方が好きです、映画も小説も。いろいろ深読みできますから。

●MIKA:ふうん。どこがわかりにくかったの。

─── ラストシーンかな。

●MIKA:ああ、あそこは最初の脚本とちょっと変えたんです。

─── そうらしいですね。他にも脚本はちょこちょこ変えました?

●MIKA:ううん、ほとんどそのままですね。(脚本家の)宮脇さんがつくってくださったお話に忠実です。

─── 僕はあの話の世界では、実は主人公はもう死んじゃってるのかと思った。

●MIKA:う〜ん、ほんとにすっごい深読みですね。どうしてそう思ったの。

─── 冒頭と結末で主人公の親が出てくるでしょう。そのシーンが現実で、真ん中に入るのは死んだ主人公の夢みたいな。

●MIKA:最後に生き返るわけ?

─── っていうか、主人公はいったん死んだあとに、生の世界に引き戻されるのを拒否するとか。まあ勝手な思い込みなんですけどね。あの話って、もっと長いストーリーの一部みたいな気がするんですよ。

●MIKA:それはなんとなくわかりますね。でもお話をどう読むかは、まあ観たひとの自由ですから。あたしは楽しんでいただければオッケーなんですけど。

─── この話は次号に続きます。



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2004年03月03日掲載

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