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※撮影/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§実花色のこだわり§(Apr.2004 #02)

─── いつもここでプリントの指示をみてると、けっこうアバウトですよね。

●MIKA:そおですか?

─── ええ。手焼きのプリント指示って、シビアなひとはかなり突っ込んだ指示を入れるけど、実花さんは全体のトーンで観てるというか。

●MIKA:他のひとのことはよくわかんないんですけど、そうかも。

─── でも作品を通して観ればニナミカトーンは不変。ただ、このプリントの色って印刷だと厳しいですね。

●MIKA:うん。色校正(本番の印刷に入る前のテスト印刷をチェックすること)はいつもたいへんですよ。

─── 写真集なんか全ページチェックするって聞きましたけど。

●MIKA:時間が許す限り、っていうか、時間をつくってでもチェックしないといけないですね。

─── ふつうはそこまでやらない。

●MIKA:印刷所のひとにはそう言われますね。

─── 色校正はオリジナルのプリントと比較してやるんですか。

●MIKA:そおですね。基本的にはそうなんだけど、印刷の方がイメージに合ってたらそっちを取ります。

─── オリジナルにはこだわらない。

●MIKA:うん。印刷はどこまで突き詰めてもやっぱし印刷で、プリントとは違うものだし。

─── それはそおだなあ。印画紙とインクを乗せた紙では違いますよね。そおいえば、さいきんは個展でもプリント作品のつくり方が変わったような。

●MIKA:今ちょうどそっちの部屋にありますよ。(箱から出して)さいきんはこんなふうに、アクリルの額装にしてます。

─── ああ、発色がいいですね。実花さんはオリジナルプリントのナンバー管理とかしてるんですか。

●MIKA:そのへんはプロの方にお願いしてあるので、きちんと管理してくださってるはずです。

─── いぜんオノデラユキさんって、実花さんとおんなじ賞(木村伊兵衛賞)を授賞された方が言ってましたけど、「作家はプリント枚数を管理しないと自分の首を絞める」って。

●MIKA:ふうん、そおなんだ。

─── 僕もいちまい実花さんのオリジナルプリント持ってます(自慢である)。読者の皆さんもいかがでしょう。

●MIKA:なんか、さいきん宣伝が多くないですかぁ、この連載。



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2004年04月14日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部