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「MIKA over the rainbow〜蜷川実花写真展atラフォーレ原宿」にて。オーレン・イシイではありません。
※写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§いわゆるひとつの飛び道具写真家(2)§(aug.2004 #04)

─── 写真学校の学生さんたちのお話の続きです。彼らは実花さんの写真を「撮りたいというより、観たい」と言ってましたが。

●MIKA:でもそれって凄く嬉しいのね、あたしにとっては。

─── 実花さんは「あたしとおなじ写真撮ってもしょうがない」って公言してますよね。

●MIKA:うん。趣味ならなんでもいいとおもうけど。

─── 仕事でフォロワーは駄目だ、と。僕も彼らの答えを聞いて、そおいう発言が浸透してるのかと思ったら。

●MIKA:そおでもなかった?

─── ええ。わりと単純に「どうやって撮ればああなるのか、よくわかんないし」みたいな答えが多かったですね。

●MIKA:やっぱ、写真学校ですもんねえ。

─── 教えませんよねえ、実花さんみたいな……

●MIKA:あたしみたいなイレギュラーな撮り方は? あたしは技術的なことはぜんぶ公開してるんですけど。

─── そおですか?

●MIKA:機材とか感材とか、訊かれるたびにぜんぶ答えてるよ。

─── そおいえば実花さんの特集を組んだTV番組でも、撮影プロセスを紹介してましたね。

●MIKA:そおだったっけか。でもあたしの場合、撮影は基本的にAEだし。露出補正はかなり細かく入れてるけど、そんな難しいことはやってないのね。

─── なるほど。ただ実花さんの作風は自家プリント処理の比重が高いので、おなじことをやろうとしても難しいかも。

●MIKA:それもデータは出してるんですけどね。あと、プリントについて言えば、(撮影時の)露出はかなりオーバー目に撮ってるかな。

─── その方が色が操作しやすいから?

●MIKA:うん。ネガだとオーバー目の方が後処理が楽。

─── リバーサルと違ってハイライトの飛びもそれほど問題にならないですからね。

●MIKA:そおそお。あとはとにかく撮影のカット数が多いでしょ、だからデータも豊富にあるってことだと思うな。

─── それは確かに。最近の仕事量は尋常ぢゃないですからね。

●MIKA:うん。自分でも「手の先にカメラがくっついてるみたい」って思うもん。

─── そりゃあ凄い。でもご飯食べるときとか風呂にはいるときとか、不便そうだなあ(笑)。

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2004年08月25日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部