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※写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§変容せざる魂(1)§(dec.2004 #01)

 蜷川実花の個展が都内二カ所で同時開催されている。ひとつは作品集「Acid Bloom」に掲載された全作品の展示、もうひとつはこの4年間の作品から、代表作とそのオルタナティブなテイクを集めた展示。前者の意図はよくわからない(なんとなく想像はできる)けれど、後者は作家自身による回顧展的な意味合いを持つようだ。
 そのいっぽうの会場で、久し振りに蜷川実花に会った。
 彼女はいつものように笑顔を絶やさず、周囲のひとの動きに気を遣い、そして自然体で振る舞っていた。

 連載を長く続けていると、いろいろなひとから「蜷川さんってどんな人?」と訊かれる。答えはこの数年間変わっていない。頭が良くて、楽しくて、元気なひとです。
 連載を読んでくださる方はそれで納得する。「ああ、そのまんまなんだ」と。「ええ、そのまんま。そうでなければあんなに長く続けられませんよ」。これは偽りのない本心だ。過剰に脚色していたら僕も彼女も息苦しくなって、この連載もそれほど長続きはしなかっただろう。
 でも、それは一面的なものの見方に過ぎない。僕が観ている蜷川実花が、誰の目にもおなじように映るわけではないはずだから。作品とおなじように、作家本人も接するひとによって違う印象を受けるものである。
 それはきっと、心の鏡を観ているようなものなのだ。

■蜷川実花さんの公式サイト
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2004年12月01日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部