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※写真/中山慶太


* 週刊フォトエッセイ*

NinaMika Weekly 週刊ニナガワ通信

  文/蜷川実花 --->Back Number × 中山慶太




§シュールな夢のリアルな死(3)§(mar.2005 #03)

 アトラクションはひととおり制覇した? んじゃあ、お次は乗り物に乗ってみよう。ジェットコースター。たしかここのは世界一短いんだっけ? よくわかんないけど乗り場はこちら。プラチナブロンドのキレイなお姉さんがミニスカで歩いてるから、見とれて階段を踏み外さないようにご注意ください。ちなみに彼女が有名なサクラちゃんだよ。知らないひとはこの連載を最初から読んでみよう。

 ……はい、お帰りなさい。どうでしたか。何、スリルはあるけどコースが短すぎるって? お客さん、そいつが粋ってもんだ。言っとくけど「枠」じゃないよ、「イキ」だよ。好きな料理も腹八分目、満腹になるまで食べちゃあいけない。あともうちょっと、ってところで止めとくのが粋じゃないか。
 写真だってそうでしょう、世界がぜんぶ見えないから素敵なんだよ。フレームで切れた先はあなたが自由につくっていける。え? 実花さんの写真はいつも完結していて、しかも過剰で満腹になるって? そんなこたぁない、ニナミカの写真ほど真実を見せない写真はこの世のどこにもない。いちばんたいせつなものはいつもこっそり隠してある。だからいつまでも観て飽きないんじゃないか。
 って、実は僕もいまだにその真実を探して道に迷っているんだけどね。

 ところでその実花さんはどこにいるんだろう。広場に人だかりがしてたって? うん、きっと実花さんはそこにいるんだね。

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2005年03月16日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部