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写真提供:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




202 園田ルリ子発掘!

 運命のその時は、恵比寿のクラブでちょうどDJしていた時のことだった。
 マンボやら、ドドンパなどを続けてスピンする私の目にとまった美少女。ちょっと待て、ここはナイトクラブだぞ。なんでこんな子供が来ているんだぁ!比較的演奏が長めのティト・プエンテのオイエ・コモ・バ、ライブバージョンをかけつつ私はその娘に接近した。ロングの髪に、くりくりの瞳。完全に私の趣味に違いなかった。「こんばんは〜、パラダイス山元でぇーす」などと、ひょうきんに振る舞いながら大声で挨拶するも、ウフフッと微笑みかえされるだけだった。しかしその微笑み方も、今にして思えばマンボな顔立ちだった。この娘にマンボを歌わせよう!とその場で決意したのであった。ハッキリいって、歌声どころか、話し声もまだ聴いていないのにだ。直感とはそういうものなのだ。で、実際にあとでスタジオに来てもらって歌声をはじめて聴かせてもらったら、関係者一同メロメロになるほどのロリロリボイスときたもんだ。直感は正しかった。とんでもない新人を一夜にして発掘してしまった。歌うマラカスドール園田ルリ子誕生の瞬間であった。園田さんのご家族周辺を丁寧に説得、決して怪しいものではございません、などと充分に怪しいビジュアルで迫る私に恐れおののいたのか、あっさりOKの返事をもらうことが出来た。
 なんといっても現役の女子高生。扱い方をチョット間違えば、立派な犯罪になってしまうというスリリングさ加減が、これまたどうしようもなくマンボなのであった。


2002年01月30日掲載

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