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ソリマチアキラと園田ルリ子

※パラダイス山元と東京ラテンムードデラックス魅惑のグランドキャバレーショー
提供:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




203 バーチャルグランドキャバレーショーに訪れる客

 渋谷クラブクアトロをグランドキャバレーにみたてての公演は、回を重ねるごとに異様な盛りあがりをみせていた。レトロムード溢れるフライヤーに引き寄せられて集まるマンボマニア、ソリマチアキラねらいのOL、ラテンムードアイドル園田ルリ子の追っかけ隊…さまざまなファンが入り乱れている客席をステージから演奏中に眺めているのがなんとも楽しかった。
 シルバー世代の本物のマンボファンが軽くステップを踏み出すと、満員ですし詰め状態の立ち見の客席が少しずつ広がって、いつのまにかそのダンスフロアの2人にもスポットライトがあたるというのが照明さんの決まりごととなっていた。客席ではなく、ステージ上手にしつらえられたバーカウンターとボックスシートに、バーテンやら、ホステス、ママ、羽振りのイイ客など役柄に忠実な特異なキャラクターがエキストラというよりは、動く背景としてスタンバイ。当初、園田ルリ子はその中のホステス役としてステージデビューを飾っていたのであった。ソリマチアキラがバーカウンターで、ウイスキーのロックグラスを片手に「洋酒天国」を歌いながら、ボックスシートに座っている客やホステスらと乾杯。歌い終わりに「キミ、新しく入った娘?」などとシラジラしい台詞を放った後、「じゃボクと一曲歌おうかぁ!」などと言いながら園田にやさしく手を差し伸べ、ママや年季のはいったホステスからヤンヤの喝采を浴びせられながらラブラブ気分でステージ中央に移動。おなじみの浜庫メロディ「愛しちゃったのよ」のデュエットというのがお決まりだった。
 公演終了後楽屋には、かなり有名な劇団の座長やらそこの演出家などがわざわざ訪れてきては「もう最高デス!」などとのたまって帰っていったのであった。(劇団四季ではなかったです。)
 もちろん眼光の鋭い河田町のテレビ局のM氏も毎回欠かさず、スーツ姿のDやHといった広告代理店の人と連れ立って観に来ていたのでありました。


2002年02月06日掲載

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