写真
---> 拡大表示

これがホンモノの金粉ショー
※左から
 渡辺ファイヤー
 アグアカリエンテ
 ダイナマイトキッス
 パラダイス山元
提供:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




204 豪華金粉ショー

 パラダイス山元と東京ラテンムードデラックスの公演は、コンサートでもなければ、ライブでもなかった。「ショー」。シェーならイヤミざんす。歌あり、踊りありのラテンムードがベースのステージなのではあるが、観客は毎回それ以上のなにかに期待するものがあって足しげく通うのであった。フライヤーでも一切触れていない特殊な内容がバンバン飛び出すステージは、やはりショーと呼ぶのが相応しかったのだ。
 渋谷クラブクアトロというハコ自体、常に最先端の音楽シーンとリンクしており、ヒップホップからレゲエ、テクノ、R&B、スカ、フレンチポップなど、さまざまなジャンルが日替わりで上演されている日本でもっとも尖ったライブ空間である。そこを、あえて銀座・赤坂のナイトクラブ(※クラブ系のクラブじゃない)か、グランドキャバレーに見立てて、ミラーボールのモーターの回転速度もゆっくりめにして、ゴージャスな空間を演出するという行為は、ギョーカイ関係者からは「アンタ達なにクアトロで馬鹿なことやっているの!」と一笑されてはいたが、私はやることなすこともう自信満々の絶頂気分を味わっていた。
 ソリマチアキラや園田ルリ子の歌のあいだに、セクシーダンサーがマンボのリズムにあわせて乳房を揺らしながら舞い踊るフロアダンスショー、ビール瓶の高さまで低くした極限状態のバーをくぐるリンボーダンサー、鳩や犬、オウムなど動物ゲストがガンガン出てくるマジックショーなど、およそクアトロのステージに似つかわしくない出し物がバンバン登場。もちろん客には大ウケだった。ラテン音楽なんて、元々はそんな余興のお囃子からはじまったものと解釈している私にとって、いかに我々の演奏するナンバーにふさわしい出し物を同時に見せていくかが追求のしどころでもあった。
 回を重ねて、アグアカリエンテとダイナマイトキッス嬢による男女ペアの金粉ショーが登場するにいたっては、ラテン特有のイカガワシサ120%以上! 極めて完成度の高いステージ! などと雑誌に論評されるに至った。


2002年02月13日掲載

<--Back     Next-->



Webmaster :
ammo@tokyo.fujifilm.co.jp
Copyright :
マカロニ・アンモナイト編集部