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(左から)渡辺ファイアー、テディ熊谷
レコーディング・ブースで苦悩する二人
※撮影:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




208 テディ熊谷&渡辺ファイアー始動!

 レコーディングの日程が決まり、続々とレコーディングスタジオ入りする東京ラテンムードデラックスの面々。なかでもリズムトラック以外のサウンドのほとんどを占めるサックスセクションにかかる比重はかなりのものであった。  キューバ育ちの謎の編曲家アルセニオ清水は、テナーサックスのテディ熊谷とアルトサックスの特異ともいえるサウンドバランスを高く評価していた。なにより彼らが奏でるサウンドの特徴は、歌謡曲全盛時代のビッグバンドが奏でるような「古臭い響き」、どこまでもねちっこい「ラテン独特のシンコペーション」、突然爆発暴奏する「ソロパート」と、普通のレコーディングなら「お呼びでない、こりゃまた失礼しましたー!」みたいなことばかり。ところが、ラテン界における彼らの重要性といったら、他に誰も代わりがいないというほど貴重な存在なのであった。
 ボーカルの園田ルリ子は、レコーディング直前に風邪でダウン。体調のすぐれぬまま一度レコーディングして、一週間後に再挑戦となったのだが、結果として一番最初に吹き込んだテイクが関係者一同「コレでいこう!」となり、めでたく一作目が完成した。
 こうして前代未聞の6ヶ月連続シングルCDリリースのレコーディングがはじまったのであった。


2002年03月13日掲載

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