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※写真提供/パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




216 「ラテン専科」放送開始

 ついにその日が訪れた!
 新聞のテレビ欄には「中央競馬ダイジェスト」のあと、新番組「ラテン専科」と載っているではないか。ふかひれな夜からわずか1ヶ月しかたっていなかった。日曜深夜にいったいどれだけの人が観てくれるのだろう?などと思いながら、自分もテレビの前に鎮座して、今か今かと始まるのを待っていた。
 あまりに時代錯誤もはなはだしいオープニングのアニメーション。紙芝居のような動きのキャラは私自身。ソリマチアキラ氏のイラストは妙に懐かしく、「ラテン専科」にぴったりだった。バックにはラテン音楽がかかり、とりあえずラテンにあまり関係ないことをやっていても、とりあえずラテン専科です、と逃げられるようなつくりだった。映画「Shall We ダンス?」でいっしょだった東大出の謎の振付師のダンスレッスンに、ガーターのないルールメチャクチャなボウリング、東京タワーができるまでのドキュメントニュースなど、次から次へと脈絡のない内容が流れるさまは凄まじかった。
 放送終了後の翌朝、フジテレビのM氏から電話がかかってきた。「山元さん、山元さん、タイヘンですー、平均視聴率3.9%ですー」
 最初はよく話の内容がわからなかったが、聞けば深夜番組というのは0.1%以下だと※印とよばれて視聴率調査不可、つまりほとんど誰も観ていないということ。0.5%以上でまあまあ、1%以上だとおめでとうございます、ということらしいのだ。それがいきなりの3.9%なのだ。
 なんだかよくわからないものの、電話の向こうではタイヘンなことになっているらしいのだった。


2002年05月08日掲載

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