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※写真:フジテレビジョン提供
カリビアン・カーニバル'96に登場したベリンダ サンライズと
パラダイス山元と東京ラテンムードデラックス
(日比谷野外音楽堂)


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




219 ベリンダ サンライズ デビュー

 「ラテン専科」の勢いが方々に及ぶなかで、6ヶ月連続シングルCDリリースの計画は着々と進んでいた。
 普段あまり他のミュージシャンのライブサポートなどはしない(出来ない)私が、ピチカートファイヴの小西康陽さんから「是非、今度のライブで“カレーの王様”になって下さい」とワケのわからない電話をもらい、のこのこリハーサルスタジオに出かけていったら、スタイリストからインド人もビックリな、頭にターバン、金ピカのベストにヘソ出し、だぶだぶのパンツという、まるで「レッドスネーク、カモ〜ン!」の東京コミックショーのショパン猪狩氏と同じようなアラビアンナイトな衣裳をあてがわれたのだった。金のフリフリ袖のマンボの衣裳は普段着と思っている私でさえ、結構勇気のいる格好だった。小西さんは私の母校、札幌南高校の先輩でもあり、断ることで関係が気まずくなっても・・・という思いはウソで、もう満面ニコニコで快くライブ出演を引き受けたのだった。
 中野サンプラザで3日間行われたピチカートファイブのライブでは、立ち位置が上手の客席に最も近い一番前というのも、うれし恥ずかしかった。「万事快調」に合わせてカレーの王様のような格好でコンガを鳴らす私なのだった。そして、無事ライブが終了。打ち上げのパーティで、ずーっと気になっていた中南米出身と思われる女性に声をかけた。
ベリンダ サンライズ、グァテマラ出身。
ヘア・メイク業界では、世界水準のテクニックで名を轟かす彼女ということは後になってわかった。是非一曲歌って欲しいと頼んだら、いきなりリモコンを操作し始め、マイクを持って歌い始めたのが「ハクション大魔王」のテーマソングだった。

 パンチのあるこぶしまわしに一発でノックアウトされてしまった衝撃的な出会いから1年。毎年夏恒例のビッグイベント、日比谷野音の「カリビアン・カーニバル」のステージにベリンダといっしょに立とうとは、当時私も含めて誰も思っていなかったのだった。


2002年06月05日掲載

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