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※写真:フジテレビジョン提供
カリビアン・カーニバル'96で司会を務める
筆者と園田ルリ子
(新宿ルミネホール・アクト)


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




222 生のメレンゲ

 かな〜りHで可愛いラテン娘が豪華に競演した「カリビアン・カーニバル'96」は、日比谷野外音楽堂のほか、各地で公演。最後の公演は、新宿のオールスタンディングのホールで行われた。
 司会は私と園田ルリ子ちゃん。まんま「ラテン専科」なノリで、幕を開けたのだった。
 会場には、ビンツケ油のニオイを漂わせた浴衣姿の渋谷系大相撲力士、貴乃花キラーの敷島関の姿もあった。
 ちょうどこの「マカロニアンモナイト」の連載が始まった頃、日本のラテン系のクラブでは、メレンゲに注目が集まっていたのだった。しかし、聴けば聴くほどどの曲も同じに聴こえてしまうという恐ろしいリズムでもあり、知ったかぶりして曲名など言おうものなら、たちまち観客から突っ込まれるのがオチだった。
 さすがにステージ脇で控えていて、生の演奏を聴きながら寝てしまうということはなかったが、どんなに大音量であっても、なぜか睡魔に襲われるというのもメレンゲのリズムの特長なのだった。それは私に限っての個人的な見解とはいえ、クルマを運転しているときなど絶対メレンゲのCDをかけないように注意したりしていたのだった。
 前回来日したときと、ほとんどメンバーが入替わってしまった「ラス・チカス・デル・カン」ではあったが、その女性だけとは思えない強力な演奏に酔いながら、観客は踊りまくっていた。
 ひざの上にのせてバチでたたくタンボーラというメレンゲで使う太鼓の激しいビート、金属製のギロをピアノ線で擦る音など、普段耳にすることのない生のメレンゲのリズムはとっても心地よかったのであった。


2002年06月26日掲載

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