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いったい誰が買うのといった感じの、わけがわからないモノたち
L.A.ポモナスワップミートにて
※写真撮影:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文・写真/パラダイス山元 --->Back Number 




242 マンボなモノは大切に

 広大な会場を歩いているうち、ポモナのスワップミートはアメリカの歴史あるクルマ文化を下支えしているイベントとの認識に至った。
 完璧にレストアされた美しすぎるほどワックスで輝いているクラシックカーも魅力だが、廃車同然というか、かろうじてシャーシーにタイヤとエンジンだけという、いつの時代の何というクルマかもよくわからないようなレストアベースもあちこちに置かれている、というか売られている。
 工具などの他にも、洗浄剤やワックスなどのケミカル製品、昔の道路標識や飲料メーカーのホーロー製看板、そしておもちゃ、クルマに関係しない日用品なども含めてありとあらゆるものが集まり、単に物好き・クルマ好きの人達だけが集まってきているわけでもないのがまた凄い。老夫婦がホットドックとコーラを両手に、メインストリートを行くクラシックカーをずっと眺め続けている姿もステキすぎた。
 今から100年前のクルマが走っていることも驚きだが、50年前くらいのクルマのパーツならほとんどここで揃ってしまうというところが驚きだ。リメイクパーツじゃなくて、当時の純正ものじゃないと嫌だというマニアは、血眼になって会場の隅々まで徹底的に探しまわる。

 アメリカという国は消費大国で、あまりモノを大切にする習慣がないようなことをよく耳にするが、むしろ逆である。古いモノを大事にする、直して使い続けるという点では日本以上だと思ったマンボ野郎であった。


2003年04月16日掲載

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