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これぞロンドン名物
テイトモダンのカフェにて
※撮影:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




266 かっこいいフィッシュ&チップス

 ロンドンに来たからといって、無理にフィッシュ&チップスを食べなきゃならないという法律はない。
 ガイドブックの中には、ロンドンのマズイものの代名詞であるかのような書き方をされているこの料理は、ディープフライしたタラとポテトに塩、酢、胡椒をふりかけて熱いうちにいただくというシンプルなもの。これまで何回もトライしたものの、油がベトベトだったり、衣がふやけて食べる際に中身と分離したりと、フィッシュ&チップスでいい思いをしたことはなかった。ところが、今回ついに最高に美味しいフィッシュ&チップスに巡り会えた。

 場所は、ロンドンで今一番とがっている美術館として有名なテイトモダン最上階のカフェ。元は、発電所だった建物の外観をそのまま残して、中身を美術館にしてしまったアヴァンギャルドな空間であるものの、カフェは落ち着いていて、眺めも素晴らしく、ホールスタッフの機敏な動きと笑顔もなかなかいい感じで、たちまち私のロンドンお気に入りスポットになってしまった。

 お目当てのフィッシュ&チップスは、かなり太めなポテトフライの上に、たっぷりの固めの衣をまとったタラがどーんとのって、盛り付けはかなりかっこいい。ボリュームも満点。レモンをぎゅっと搾って、酸っぱいタルタルソースと、コールスローのようなキャベツのみじん切りがたくさん入ったソースを代わる代わるつけていただく。

 こんなに美味しいものだったのね、フィッシュ&チップスって。
 今まで食べたのは、いったいなんだったのでしょう?


2003年10月22日掲載

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