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とりわけられた直後のロブスター入り焼そば
マンダリンレストランにて
※撮影:パラダイス山元


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




267 ロンドン衝撃的焼そば

 ロンドン中の美味しいものを食べ尽くしていた私を最後に待ち受けていたのは中華であった。ノッティングヒルからバスで10分ほどのベイズウォーターにある、'70年代の未来的宇宙空間といった、超スペイシーな内装の「マンダリンレストラン」は、あまりに衝撃的だった。

 ロンドンの中心、ピカデリーサーカス近くには昔からチャイナタウンがあり、中華料理店がひしめき合っているのですが、ここでも私は一度もいい思いをしたことがありませんでした。
 だいたいどこの国へ行っても中華なら、そんなに失敗はないと思っていたものの、どこの店に入っても、こんな高級な食材を使って、なんでこの味付けなんでしょう? と首を傾げたくなるようなものをずいぶん口にしてしまいました。チャーハンでさえマズイのですから、さすがはロンドン! なのであります。

 さて、このチャイナタウンとは距離にしてもそうとう離れたところにある「マンダリンレストラン」は、早い夕刻から満席。メニューの何品かは「Season Price」などと書かれて、ちょっとひいてしまうのですが、まわりの客のほとんどは、その時価のメニューばかりをオーダーしているのです。
 どこのテーブルでも必ず注文しているのは「ロブスター入りフライドヌードル」(時価)。焼そばの上に、まるごとロブスターが2匹ものっかったものが運ばれてきて、あっという間にホールスタッフが見事なフォークさばきで取り分けてくれます。ロブスターの肉の甘味と、細めの焼そばのコンビネーションはこれまでに食べたことがない味覚でした。
 他にも蟹肉のレタス包み、水餃子、デザートなども繊細な盛り付けと、品のある味付けで完全にノックアウト。あまりに美味しすぎたので、翌日もまた行ってしまったのでありました。

 ロンドン中華、最高!


2003年10月29日掲載

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