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ノルウェー オスロ市内の
ホルメンコルンジャンプ競技場
※撮影:ゴールデン岩渕


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




278 恐怖のジャンプ台

 札幌生まれの私は、ジャンプ台にはうるさいんです。
 1972年の札幌冬季オリンピックを間近に観た者としては、「飛んだ、決まった、笠谷のジャンプ!」のフレーズが頭に擦り込まれていて、冬になると未だにどうにもこうにも忘れられない興奮を勝手に呼びおこしては、一人感動しているのでした。

 そんなわけで、ノルウェーのオスロに行ったら、是非訪れてみようと思っていた場所が、市内のホルメンコルンのジャンプ台。
 山の斜面を利用して造られている札幌の大倉山や宮の森のジャンプ台と違い、ガイドブックの写真などで見るかぎりは、街角にいきなりジャンプ台がそそり立っているようなこのジャンプ台を、とにかく一目見たくて電車に乗ったのでした。
 オスロ中央駅から、約30分。2両編成の電車はグングンスピードをあげて山を登って行きます。やがて駅に着くと、ツルツルに氷結した山を案内板に従って登ること20分。標高は300m以上はあるかしら。すでに眼下に街の灯りが見えています。そうなんです。真っ平らな平地にそびえ建っていると思いきや、意外にも結構な山の上なのです。
 中心部から気温も3〜4度は低く、まだ午後3時だというのに薄暗く、しかもジャンプ台のてっぺんは吹雪いていて、霞んでいる始末。近くに寄ると、その恐怖感は最高潮。こんなところを飛べる人達っていったい・・・。

 私には、とても真似できませんです。


2004年01月21日掲載

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