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熊本県 山口牧場にて
※撮影:パラダイス山元
※使用機材 FinePix F10


* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number 




369 闘牛士のマンボ

 毎日飲んでいる牛乳も、冷蔵庫から1リットルの紙パックを取り出してコップに注ぐだけというのは、なんとも味気ないもの。どんな環境で育てられた牛が、どんなもの食べて、どうやって乳が搾られているのか。

 ニュースで見聞きする、BSE、牛乳の消費量の減少、過剰生産による生乳の廃棄…このところ牛に関してはツライ話題ばかりですが、牛って、普段なに考えて一日中突っ立って、草食べてるのか学校でも教えてくれませんでしたし、自分で確かめようとしたこともありませんでした。牛は自分の子供のためにではなく、人間のために毎日200リットル以上もお乳を搾り出しています。なんとも愛おしい存在なのです。

 牛舎の中で、めんこめんこなどと手でなぜようとした途端、ギョッと目をむき、鼻息をかけまくられたり、子供たちがキャッ! と声を出すたびに、牛全体が「だるまさんが転んだ」状態で、機敏に反応したり、牧場に足を運んでみて、パラダイス家全員は、俄然牛好きになってしまいました。

 私のアタマのなかでは、延々とペレス・プラード楽団の「ラ・マカレーナ」(闘牛士のマンボ)がリフレインしているのでした。


2006年06月21日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部