* 週刊フォトエッセイ*

世界マンボ紀行

  文/パラダイス山元 --->Back Number


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島流し記念品
※撮影:パラダイス山元
※使用機材:FinePix F10



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笑っている場合ではありません・・・
※撮影:パラダイス山元
※使用機材:FinePix F10





412 マイル修行の旅(13) ー島流しー

 ANAの 東京(羽田)〜八丈島 という路線は、基本的には島民の生活路線、また観光路線であるのですが、修行僧にとっては最も効率よく安価に搭乗回数を稼げるということで、土日などには乗客の半分以上が修行僧ということもあります。

 実際そんなことは、どうしたらわかるのかというと、それは八丈島空港の待合室にいたら一目瞭然なのです。

 東京から八丈島についた飛行機が35分後に再び東京に戻る際、先ほど到着したばかりの乗客が、空港の敷地内から一歩も出ることなく、また同じ飛行機に乗って東京に帰るという光景が、あたりまえのように繰り広げられているのです。

 八丈島に来たからには、温泉に入ったり、おいしい海の幸を味わったり、植物園に行ったりとかいろいろなアトラクションが考えられるのですが、そういう一切の邪念を振り払ってひたすら乗り続ける修行僧たち。

 しかし、この修行定番路線は、実はなかなか手強い路線でもあるのです。

 強風、視界不良など天候に左右されることが多く、欠航したり、または出発空港に引き返したりということが起こります。着陸寸前に横風をまともに受けて機体がゴーアラウンドしたり、日曜日にこの路線で修行中、東京(羽田)行きの最終便が欠航になってしまい、八丈島で足止めになり、月曜日朝から会社に出社できない場合ということもあります。

 まさしく、島流し。
“修行”という言葉がふさわしい難関が待ち受けているのでした。



※<マイル修行の旅>を最初から読みたい方は →こちら 


2007年06月27日掲載

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マカロニ・アンモナイト編集部