* 週刊フォトエッセイ*

【新製品レビュー】

  文・写真/河野朝子 --->Back Number


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思わず見せたくなる後ろ姿。モニターが飛んで見えちゃってスイマセン。現物はもっときれいです。
※撮影 by FinePixF700
(この写真にはトリミングと加工がしてあります)



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道路を行き交う自動車がランダムに遮る斜光が室内に差し込むという難しいシチュエーションでも操作がラク。
※撮影協力:堀越彰カノウプス



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オートブラケティングが付いていても思わずグリグリとマニュアルしたくなる。

※注釈がない写真はすべてFinePixF810で撮影しました。

「FinePixF810」− 手の中のマニュアル −

 ■1■

 FinePix F810はなんと言っても起動が速い。デジカメ好きに見せるとまず驚くのがその起動の速さだ。

 ご存じFinePix F710の後継機種だが今回の目玉はその起動の速さや画素数のとんでもない多さ(記録画素数1230万画素!!)もさることながら、なんたってグリグリまわるコマンドダイヤルだろう。

 撮影済みのファイルをプレイバックするときにはもちろん、マニュアル撮影時には露出に関わる数値をグリグリグリッと直感的に変更できるのだ。これは便利である。±幅可変のオートブラケティング機能が付いてるっちゅーに思わず手動ブラケットしたくなるくらい楽しい。

 そうである。紹介が遅れたが、このF810はマニュアル撮影のモード* がダイヤルとしてカメラの表に付いている。このサイズでマニュアル撮影用ダイヤルが付いているのはFinePixではF700からのお馴染み機能で「一眼レフは大きすぎて普段持って歩けないけれど、日常スナップにもマニュアルがないとイヤ」というカメラな人御用達となっている。

 もちろん日常スナップじゃない状況でもかなりの実力を発揮する。こだわればこだわっただけの画が撮れるし、こだわらなくてもそれなりに撮れちゃうデジカメのシリーズなんである。

 だから「初心者には難しすぎるカメラなの?」とか「カメラがよくわからない人にはもったいないの?」なんていう心配は無用だ。

 カメラの実力はフルオートでとったときに最も発揮される、と私は思っているのだが、F810はフルオートで撮っても、というよりハンパな小細工したときよりもフルオートの方がしっかりそのシーンに合った写真が撮れる。フルオートしか使わない人でも画質にこだわりがあるのなら選んで損することはないのである。

「カメラよくわかんない」の人たちもこの記事に登場するわかんないカメラ用語は読み飛ばし、こんなにきれいな写真が撮れるんだ、というところをじっくりご覧いただきたい。


*注:マニュアルのモード
シャッタースピード優先(絞りがオート)、絞り優先(シャッタースピードがオート)、フルマニュアルがフツーに選べる(プログラムオート、フルオート、シーン別オートモードあり)。


2004年09月22日掲載

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F810


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マカロニ・アンモナイト編集部